リノベーションとリフォームの違い
リノベーションとリフォームの違い
「リノベーション」と「リフォーム」は同じような意味に感じるけど、具体的に何が違うの？と思われる方が多いのではないでしょうか。
調べてみると、「リノベーション」は「建物本来のスペックに新たな付加価値を付けること」となっていて、「リフォーム」は「老朽化した建物を新築に近い状態に戻すなど比較的小規模な工事」を指すそうです。私たちが日頃行っている「リノベーション」も、骨組みだけのスケルトン状態にして、間仕切りの変更や水廻りの配管を移動したり、構造補強なども必要に応じて行われています。不動産情報誌などを見ていると、「リノベーション」の意味は近年ではもっと幅広い使われ方をされるようで、デザイナーリフォームした物件を「リノベーション物件」と呼ぶこともあるようです。
さらに、そもそも「リノベーション」と「リフォーム」では言葉の意味から既に違います。本来、「Reform（リフォーム）」は英語で「改良」を意味し、建物の修復で使われているのは日本だけです。海外では「刷新」を意味する「Renovation（リノベーション）」が一般的に使われています。つまり、「リフォーム」のもともとの意味は「建物の汚れた箇所、破損したパーツなどを新築の状態に修復させること」というわけです。
リノベーションで物件に「新しい価値」を
私も仕事でよく海外に訪れるのですが、海外での「リノベーション」はひとつの文化として成熟されているだけではなく、さらに既存の建物へ物件以上の付加価値を与えています。
最近では国内でも著名デザイナーや芸能人、大手企業によるコラボ物件が注目されるようになってきました。普通の物件にはない「ブランド力」や「デザイン性」などの付加価値を付けることで、人によってはそこに新築マンション以上の価値を見出しています。「リノベーション」市場では今後もその流れは加速し、今までにないような新しい価値を提案するような物件が次々と現れ、その魅力を競い合う時代になっていくことでしょう。
私たちもエコロジカルな精神と「本物にこだわる」という理念のもと、古い雰囲気を活かした「リノベーション」や、高さのある間取りをうまく使った「リノベーション」に本物のアンティークやオーダーメイドのパーツを組み合わせ、さらに高い付加価値を皆様にご提供出来ればと考えています。
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