失敗しない!大阪で中古マンション購入の注意点まとめ
大阪で中古マンション購入、ここだけは要チェック!
これから大阪で中古マンション購入を検討されている方に、事前に注意しておいた方がよいと思うことをまとめましたので参考になさってください。
「新耐震基準」で建てられているかどうかをチェック
阪神・淡路大震災の時、1981年に制定された新耐震基準適用以前に建てられた建物と、以降に建てられた建物では被害状況に大きく差が出たことをご存じでしょうか?ただ、1981年以降に建てられた建物だからといって安心とは言い切れません。1981年以前の建物でも倒壊は免れたものの、建物の構造部に少なからずダメージを受けています。
阪神・淡路大震災以降、中古マンション市場では、震災を経験したマンションかどうかで価格に差が出た時期がありました。現在ではその傾向は落ち着いてきてはいるものの、関西で中古マンションを購入する際にはその辺も含めて注意しましょう。
「どんな人が住んでいるか」をチェック
新築マンションの場合、購入時にお隣にどんな人が住むのかは分かりません。けれど、中古マンションの場合はそれが分かることが何よりのメリットといえます。近年テレビでも取沙汰されているご近所トラブルの実例などを見ていると、マンションの部屋は選べてもお隣の人は選ぶことができないことを改めて思い知らされます。そしてそこが一番重要なのではないかとも思えてきます。
そのようなトラブルを避けるためにも、見学時に管理人さんに「○○○号室に入りたいのですが、お隣はどんな方ですか?」と確認してみてください。
すんなりと教えてくれればよいのですが、個人情報保護の観点からこのようにストレートに質問をしても教えてくれないことも多いでしょう。そんな時は「私、美容関係の仕事で夜が遅いんですが、お隣に迷惑がかからないか心配で…。お隣の方にお子さんはいらっしゃいますか?」このように聞いてみましょう。自分自身の仕事内容の一部を伝えることで、相手も情報を教えてくれるかもしれません。
「管理組合の活動状況」をチェック
「マンション購入は管理を買う」という言葉がありますが、マンションを購入にあたって管理組合の活動は重要なチェック項目の一つです。
マンションを購入すると、住民は自動的に管理組合員になります。そして、たいていの場合、順番にマンション運営に必要な仕事を担うことになります。
管理組合が活発に活動していると、築年数が経ってもマンションは綺麗な状態で、資産価値も保たれることとなります。それだけでなく、管理会社に任せっぱなしにしないことで住人に運営意識が芽生え、管理費や修繕コストを下げる動きも出てきます。
また、マンション内に賃貸で住んでいる人が多いと、その人は管理組合に参加しないことが多いため、その分仕事が回ってくる頻度が多くなります。マンションを綺麗に保って資産価値を維持しよう、という意識も賃貸の人には薄いかもしれません。賃貸の人がどれ位いるかはマンションの維持管理にかかわるので、ぜひ確認したいところです。
「配管」をチェック
以下は中古マンション購入後にリノベーションをすることを前提とした内容となるのですが、RC(鉄筋コンクリート造)のマンションの場合、構造部分のコンクリートより「配管」がダメになるのが先だということはあまり知られていません。上下水道の配管に寿命が訪れて漏水すると、水が鉄筋コンクリートに浸み出し、それによって鉄筋が膨張し、コンクリートを押し出してしまう…。こうして、まず先に配管が壊れ、その結果としてコンクリートがダメになっているパターンが多いのです。
さらに、共用部分の配管の過去のメンテナンス及び、今後修繕予定が組まれているかどうかを注意すればさらに完璧です。管理組合の大規模修繕の履歴や予定は、求められた場合、情報公開を拒否出来ない事になっているので、マンションの管理組合に確認してみましょう。
「自由度」をチェック
中古マンションを購入した際、自由に間取り変更できるものだと思っている方もいらっしゃいますが、構造的な制約で思うようにリノベーション出来ないパターンがよくあります。具体的には、構造上撤去出来ない壁があったり、配管の位置の関係で水周りを自由に移動出来ない…などです。あと覚えておいたら良い知識として、多くの場合、配管は床下に設置されていますが、床の構造が2重床でなければ配管を自由に配置できません。排水管には勾配をつけなければいけないため、配管距離が長いほど床下の高さが必要となります。二重床であってもその高さによっては希望通りのリノベーションが出来ないこともあります。さらに、築年数の経過したマンションでは、配管が階下の井裏に配置されていることがあったりします。 その場合は上記以上の制限が出てくるので注意が必要です。
不動産の営業マンでこのあたりのお話をできる方は非常に少なく、中古マンション購入後に気付いてもどうしようもない部分になってきますので、特に注意が必要です。マンションに詳しい専門家に調査して頂くなど、事前にしっかり検討しましょう。
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